毎年たくさんのご注文を頂き、誠にありがとうございます。

本日より、2023年度(令和5年)丸高ぽんかんの予約受付を開始いたします。

コロナ禍での繁農期も3シーズン目に突入し、【新しい日常×繁農期】と、徐々に対応も慣れてまいりました。

2022年は台風やスコールのような急激な降雨が起こりました。

松崎町雲見地区では、台風８号による豪雨で太田川が氾濫し、浸水などの被害を受けました。

当農園でも段々畑の大きな岩が崩落し、山肌を削り5年前に積み直した石垣が大きく破壊されて水路が埋まり、倒木や土砂の撤去・復旧作業に追われました。

穏やかな天候が続かないのが現代の「普通」になりつつあると痛感しています。

ぽんかんは幸い大きな影響もなく、現段階では順調に育っている印象です。今はまだ緑色をしていますが、これから寒さを増すごとに赤らんできて、美味しいぽんかんへと変身していきます。

自然災害・鳥獣害、が収穫直前まで起こる可能性があるので油断大敵です。

お客様のご期待に応えるべく、今季も無事に収穫・出荷できるよう、スタッフ一丸となってぽんかんを守り抜きます。

 

～ぽんかん・新価格と新規格ついて～

【価格改定】

丸高ティーティー株式会社 丸高農園は、2022年11月1日より、農作物(柑橘類)商品の価格を改定させていただきます。

弊社では、人件費を含む製造コストを抑えるべく努力を重ねてまいりましたが、昨今の原材料費の高騰、最低賃金の上昇等の諸条件から、大変厳しい状況となっております。

つきましては、品質の維持・向上に努めながら、以下商品の価格を改定させていただくことになりました。

今後も企業努力を行ないながら、安全で美味しい商品を継続してお届けし、お客様にご満足いただける商品の提供に努めてまいります。何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

【新規格】

丸高農園では、創業当初から「等級別」ではなく「サイズ別」で販売しておりましたが、ここ数年で「贈答用が欲しい」とのお声が増えたこともあり、今季から「A：贈答用」「B：家庭用」で2選択いただけるようになりました。贈答用は栄久ぽんかんのみのご対応となります。是非、用途に合わせてご注文下さい。

 

～ご注文方法～

①丸高農園へ直接ご注文

電話／FAX／メール、でご注文。(栄久・今津・太田)

※受付：平日9～16時。土日祝日お休み。FAX／メールは24時間受信。

②丸高ティーティー(株)農林事業部ショッピングページよりご注文

お支払は前払い・クレジット精算が可能です。予約受付は11月から開始いたしますが、発送はご注文確定日から90日以内に発送いたします。

※1月中旬よりご注文順に発送。自然災害や鳥獣害により出荷困難になった場合は、速やかにご連絡し、払戻手続きをさせていただきます。

https://shop-marutakatt.com

③日本きらり” 購入サイトからご注文(栄久のみ)

日本きらりオリジナル商品は、システム上の都合により予約開始日が異なります。

L・2Lサイズは2022年12月1日より。Sサイズは2023年1月4日より予約受付開始。

https://www.nippon-kirari.com

【お願い】

農作業中や電波の繋がりにくい場所(特に石蔵)におり、お電話が取れないこともしばしばあり、ご迷惑をおかけいたします。ショッピングページ・メール・FAXは24時間受け付けております。 (雨の日は事務所にいることが多いので電話が繋がりやすいです)

川勝平太知事が県民から政策課題や要望を直接確認する「移動知事室」が2022年10月12日に西伊豆町、13日に松崎町にて行われました。

実施テーマは「伊豆の未来を切り拓く魅力の創造に向けた新たな取組」として各視察先を巡る中で当社にもお立ち寄りいただき、丸高農園としての農業事業、丸高ティーティー株式会社としての林業事業の取組と今後の展望についての話と意見交換をさせていただきました！

 

意見交換の場所となったのは、丸高農園の石蔵(通称：みかん蔵)。

約百年もの間、美味しいぽんかんが受け継がれているのは、石垣段々畑と石蔵があってこそ。

この石蔵には、創業者の情熱や汗と涙、丸高を支え、努力と研鑽を惜しまなかった仲間たちの息吹が宿っています。

今回知事と共にこの空間に居られたことは、私共にとってとても幸せなことです。

 

栄久ぽんかんの精油を嗅いでいただいた際「これはいい香りだね～。皆さんも嗅いでみなさい」と自らディフューザーを回してらっしゃいました。

その気さくなお人柄や、状況に合わせた行動力には、感服いたしました。

本当に貴重で、刺激的な時間をありがとうございました。

 

 

また、午後からは環境センター文化ホールで知事広聴「平太さんと語ろう」が開催され、当社の宇野満里加が登壇、知事と意見交換をさせていただきました。

こちらにつきましては、後日アーカイブ配信をされておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 

知事広聴「平太さんと語ろう」松崎町・西伊豆町

https://youtu.be/xbXrte1RtRE

2022年8月。お盆期間の12日から15日までの短期間で300ミリ以上の雨が降りました。

松崎町内では雲見地区の太田川氾濫による被害が甚大でニュースや新聞でも大きく取り扱われました。

被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

私どもの農園では段々畑の大きな岩が崩落しました。山肌を削り5年前に積み直した石垣が大きく破壊されて水路を埋めてしまいました。

農道は倒木で塞がれている箇所、土砂が堆積し畑に大量の水が流入してしまった箇所、土砂で埋まった水路の復旧と対応に追われております。混乱に紛れてシカも農園に侵入、皮を剥かれてしまいました。

次から次へと問題が発生します。

なんとも自然の厳しいことか。

日本近海で発生する台風、台風が過ぎた後の線状降水帯と体験したことこない気象害ですがきっと今後も増えるのでしょうね。

明日の午前も強く雨が降るようです。先日の雨で地盤が緩んでいるので松崎町内の方はお気をつけ下さい。

松崎町農業振興会主催の摘果講習会に参加してきました。

訪れた場所は、平地で木も小さくまとまっており、非常に作業効率がよく管理の生き届いた素敵な農園でした。

品種にもよりますが、柑橘の摘果作業はこの時期から始まります。

しっかりと摘果をすることで樹勢の維持や、隔年結果を防ぎ安定した収穫量を確保すること、果実をしっかりと肥大成長させるなど、柑橘生産者にとっては非常に重要な作業となります。

5月に開花した後、結実した果実は12月まで肥大成長します。

摘果しないと小さな実がたくさんできてＳMサイズが多くなり樹木への負担が大きく、摘果しすぎると実が大きくなりすぎたりとバランスが難しいのです。

台風が多いと予想以上に実が落ちてしまうことも、昨年は秋がほとんどなく、いきなり冬になってしまったので肥大成長が予想よりもせずにMサイズが多くなってしまいました。

毎年摘果はもっとこうすればよかったなあと反省の残る作業なのですが今年は如何に？！

除草に施肥、摘果と収穫に向けた大切な作業が各農園では始まっております。

松崎町は静岡県で一番人口の少ない小さな町であり、当農園も小さな農園です。そんな小さな農園の私たちに何ができるかを考え、地方創生の１つのテーマとしているのは地域企業間連携です。自分たちではできないことも協力者を集えば可能性が広がり大きな力となります。

B級グルメ富士宮焼きそばが地域にもたらした経済効果は200億円、しずおか食セレクションの経済効果は400億円以上と言われています・・・・大きな数字すぎてピンときませんがご当地メニューやご当地ブランド食材にはそれだけの経済効果があるようです。

本当に？？と思ってしまいますが、丸高農園では2021年に食セレクション、新商品セレクションの金賞をW受賞しました。それなのに私たちはこの町に何も経済効果をもたらすことができていないではないですか。これはまずい。正直このタイトルを持て余しています。

そこで考えました。受賞品の持つブランド力を地域ぐるみで活かしてもらうことができれば、観光客需要や飲食店活性化、地域産業の振興、付加価値の創出の一端を担うことができ、地域の活性化・魅力的なまちづくりにもつながるのではないかと。それには私たちの力だけでなく地域の協力が不可欠であり、地元飲食店を軸として今までつながりのなかった生産者と消費者がつながり、生産者と飲食店が協力することにより地域としてのまとまりが強化され地域振興へと発展していく、そのような今回の取り組みを【「食」×「人」×「地域」をつなぐプロジェクト】と勝手に名付けました。現在ご協力いただいている協力店様は以下のとおりです。皆様企画を提案させて頂いたところ快く引き受けていただきました。ありがとうございます。

・お食事処　味正　

・麺屋　井むら

・食彩　久遠

・和食処　心　

・公共の宿伊豆まつざき荘

観光で来られた方、町内外近隣にお住いの方、各店舗でオリジナルのドリンクを提供していますので、よろしければ足を運んでみて下さい。

また、こういった取り組みが可能なのではないかといったご提案や連携していただける企業様がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。