恐怖症

2021-07-04

 高所恐怖症など、特定のものに対する恐怖感や嫌悪感を覚える症状を「恐怖症」と呼ぶ。

嫌いな程度の軽症から、血の気が引き身動き出来なくなったり体調異変を起こす重症まで幅広い。

先天的に多くの人にありそうなものと、恐怖体験等による後天的な個的な色の強いものがあるので、「君は何の恐怖症?」と尋ねると、見た目の印象とは違う答えが返ってきたりして「意外な一面」が表れる。

 

 私の友人に「鳥類恐怖症」がいた。

幼少の頃、雉の巣に近づきヒナを守る親鳥に威嚇されて以来、鶏肉まで受け付けない「鳥類恐怖症」になってしまった。

強面タイプに見えて小鳥にも近づけないので、「意外な一面」と思われていた。

 

 恐怖症には、高所恐怖症.閉所恐怖症.暗所恐怖症.犬恐怖症.昆虫恐怖症.対人恐怖症.異性恐怖症.注射恐怖症.飛行機恐怖症等々きりがないが、食物恐怖症が拒食症に不潔恐怖症が潔癖症になるような関連型もある。

美人恐怖症も恐怖症に挙げられているので、その人の前に女性を立たせ、怖がる反応がなかったらブスの証か?とつい馬鹿げた事を考えてしまう。

 

 タワーマンションの高層階で育った子供は、生まれた時から高い所で生活しているので、高所恐怖症にならず高所安心症で、かえって落下事故の危険性があるとも言われている。

日常生活に支障のある「恐怖症」は辛いが、危険を怖がり生命を守るために「恐怖症」が備わっているので、何らかの「恐怖症」はあって当然と思って良い。

 

 古典落語の「饅頭怖い」は、世の中で一番饅頭が怖いという人を怖がらせる為に大量の饅頭を用意し、怖い怖いと言いながら饅頭を食べられてしまう話であるが、江戸時代でも恐怖感を抱くものが人其々にあるという共通認識がされていたことになる。

私にも幾つかの「恐怖症」があるが、「恐怖症」がばれると、「饅頭怖い」のようにわざと怖い思いをさせたがる奴は間違いなく居るので、積極的には口外しないように心掛けている。

 

あえて、自分の恐怖症を口外すれば「口外恐怖症」かな。

幸福(シアワセ)の正体

2020-12-22

 人は誰しも幸福になりたいと思っている。万人共通の願いだ。

 貧困には絶対的貧困と相対的貧困があって、その日の食べ物に困る状態が絶対的貧困で、国民年収の中心値より下が相対的貧困と呼ばれるのだそうだ。

世界の幸福度ランキングではブータンが1位で、世界でGDP第3位の経済大国日本はかなり下位に位置し日本国民はあまり幸福とは感じていない。

幸福度は貧困度とは違い、収入等の経済力では測れないことを意味している。

水道水が飲めることが幸福だと言う日本人は居ないと思うが、汚れた濁った水を汲みに行かなければ水を得られない国の人は、国際援助で掘った井戸で綺麗な水が得られるだけで幸福になれる。

濁った水を知らないで育った次の世代は綺麗な水が当たり前なので、綺麗な水が飲めることが特に幸福とは感じなくなる。

つまり、幸福に絶対値は無く、幸福は変化するもの。

戦後の高度経済成長期の日本では「三種の神器」といわれる、カー(自家用車)、カラーテレビ、クーラーの3つのを手に入れることが幸福だった。

物のない時代(インフレ)は物を手に入れて幸福を感じたが、物が溢れる時代(デフレ)になると物質的に供給過剰だから物では幸福をもたらし難くなっている。成熟社会では、物質的な欲望を追い求めても幸福になれないから、精神的な心の豊かさに幸福を感じる時代への変化を感じる。

物(物質的)から事(過ごし方)へ、手に入れる(take)から助け合う、分かち合う(give、share)へのキーワードで表される幸福に変わったのではないだろうか。

 病気で入院生活を送ると、外を自分の足で歩けるだけで幸福だと思えるようになる。

不幸を経験すると、それまでの普通の日常に幸福を感じる。人は不幸を知ると幸福が解る。

幸福は手に入れるものではなく気付くものではないか。

禅寺の庭で、吾、唯、足、知、(われ、ただ、足るを知る)「知足」の蹲踞(つくばい)を何度か目にした。

不平、不満ばかりで足ることを知らなければ幸福にはなれないヨと語りかける。

欲(欲望)は意欲になり積極的な活動の動機だから、無欲になれとは言えないが、欲は際限がないから足ることを知って欲のコントロールをしなさいということだろう。

幸福は、絶対値はなく、変化し、人の心の中にしか存在しえないものなので、いかにも禅宗的な教えであるが、私は「知足」が幸福の正体だと思っている。

 

趣味の分類

2020-12-08

 

 好きでよくやるその事は、遊びなのか、趣味なのか。

遊びは気楽に楽しむ(ファン)程度、探求的に深めて行くと趣味(マニア)になる。

好きで一生懸命やっていても大したことなければ、レベルの問題として遊びの域。

高いレベルでなければ趣味と名乗るべきではない。

まず、遊びなのか趣味なのかという第一の分類を突破して趣味と名乗れる。

 

 私は趣味には①勝ち負けのある趣味②勝ち負けのない趣味③蒐集趣味の三つの分類を設けている。

  1. 勝ち負けのある趣味

競技、ゲーム等、勝敗や順位が付くもの。ゴルフ、レース、野球等。

(ギャンブルは勝つことで金銭を得るので趣味と一線を引く)

  1. 勝ち負けのない趣味
    制作系、視聴覚系、体験系等、競争に無関係なもの。DIY、観劇、キャンプ等。
  2. 蒐集趣味
    コレクション。あるカテゴリーの物を集める。骨董品、玩具、美術品等。

勝ち負けのある趣味は、上達の楽しみや勝利の喜びがあり、勝つ事を目指して継続的に努力する。

いつまで経っても参加賞では続かない。

 

勝ち負けのない趣味は多彩で、古典的な手芸、編み物から歴史好きな歴女、鉄道好きな鉄っちゃん、これが細分化して乗り鉄や撮り鉄。

大工顔負けに家の内装や家具等を作ってしまうDIY。

ディズニーフリークは年間パスポートで繰り返しディズニーランドに通うのは勿論の事、ディズニー映画もめっぽう詳しい。

勝ち負けの無い趣味の特徴は、その知識が豊富、技術を伴うものは素人の域ではない。

 

蒐集趣味は、好きな物を邪魔になるほど集めるのでマニアックな色が濃い。

私が子供の頃は切手蒐集がメジャーな蒐集趣味であったが今は廃れたようだ。

骨董蒐集は一部屋を埋め尽くす程場所を取り家人から迷惑がられる。化石蒐集は他人から見れば只の石ころにしか見えない。集めた物の数を聞かれた時、簡単に数が言えるようでは蒐集趣味の域に達していないという物差しがある。

蒐集趣味は他の趣味と紐付けされた複合型もあり、撮り鉄が電車の写真を撮りまくるだけでなく切符も蒐集するような関連型蒐集も多い。

 

 私は、「趣味は?」と問われた時、遊びレベルのものは「趣味」と答えないようにしている。

 

仕事と趣味

2020-12-08

 「仕事」とは、他人(顧客等)の満足を作ってお金をもらう事。

「趣味」とは、自分の満足の為にお金や時間を費やす事と定義しておく。

「仕事」は生産的で「趣味」は消費的な特性を持つ。

趣味と実益を兼ねてという言い方があるが、無益なのが趣味なのに実益を求めては趣味の純度が下がる。

他人から見て、馬鹿げていたり無駄だったりしてもお構いなしなのが趣味というものだから、実益を兼ねてという言い訳はしない方が良い。

実益は仕事で上げろ!

趣味が高じて仕事になる場合もあるが、趣味と名乗るからにはそのカテゴリーでは一般人レベルより高レベルのアマチュアであり、好きな事には努力を惜しまないので、好きな事が仕事に出来れば一番の幸せというものだろう。

ただ、甲子園出場の高校球児(アマチュア)がプロ野球選手になれるのは一握りであるように、趣味(アマチュア)を仕事(プロ)にできるのは簡単な道ではない。

 どんな業種でも仕事となれば(趣味じゃないから)、売上や収支、対顧客への活動等を伴う世界に身を置くことになるが、仕事の面白さや仕事の醍醐味を得ることも出来るやりがいのある世界でもある。

人は仕事を通じて社会と関わり、自分が認知されたり存在意義を感じたりできるので、金銭的報酬だけでなく精神的報酬もあり、個人の生活で仕事の優先順位は高くならざるを得ない。

 趣味は、環境の影響もあるが、極めて個人的な嗜好(興味、好み、美意識等)の発露だから、他人が強制的な影響力を行使できない個人の聖域みたいな領域だといえる。

仕事が重要だからとは言え、仕事のしがらみから離れた領域を持つことで、数値化はできないが精神的な安定と広い視野が養われるのではないだろうか。

無駄な浪費に見えても、趣味はその人を構成する欠くことのできない部品だから、趣味を失うと羽をもがれた鳥か生きる屍の様になってしまう。

 

人生を豊かにする趣味を持ちながら仕事に励むというのが良い落し処だ。

Go To Trip

2020-12-05

   人は「人.本.旅」でしか賢くなれない生きものであると、ライフネット生命(株)創業者の出口治明氏は言う。

人や本から学ぶことは多いが、同等に旅を挙げている。

インターネット社会にいち早く対応したビジネスを立ち上げた方が、オンラインやモニター画面では得られない旅のリアルな体験の重要性を挙げているので重みがある。

 旅は、日常から離れ、時間的、距離的に離れた異空間に身を置き日常との違いを体感することであり、又、目的地に至るまでの移動(道中を楽しむ)も旅でもある。

移動も旅とはいえ、長距離トラックの運転手が北海道から九州まで移動しても職業的日常なので旅とは言わないが・・・

 

 私の旅体験を意識する原点は中学校の京都修学旅行である。

仏教寺院の巨大な伽藍、町家の佇まい、料理の味付け、京言葉等、洗練と凝縮された「和」の異空間は、同じ日本でありながら自分の日常空間とは全く違っていた。

まさに「百聞は一見に如かず」だった。言葉を尽くしても、映像で伝えても、その場所に身を置く実体験の「一見」には遠く及ばない。

「一見」こそ「旅」だ。

 

 1962年に中村八大作曲、永六輔作詞の曲「遠くへ行きたい」が発表され、「遠くへ行きたい」をテーマ曲にしたテレビ旅番組「遠くへ行きたい」が今年で50周年を迎えることを知ったが、「知らない街を歩いてみたい・・・知らない海をながめていたい・・・」の歌詞が物語る日常から離れ異空間に身を置きたい旅願望が番組テーマだから、50年経っても旅願望を持つ視聴者の支持で長寿番組になったのだろう。

 時代を遡って江戸時代の旅では、松尾芭蕉の「おくの細道」や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」が思い浮かぶ。

俳句紀行文学と道中滑稽本とカテゴリーは全く別であるが、定住的日常を捨て非日常な旅に出るという下地は共通している。

江戸時代の旅は徒歩なので苦労しながら移動し、費用も相当掛かり大変だったから、旅の持つ魅力は今以上だったと推測される。

 

 飛行機、新幹線、車等で、徒歩と比べたら瞬間移動に等しい現代は、海外を含めお手軽に遠くまで旅が出来る時代になった。

徒歩の昔は3泊かけて移動した距離を今は3時間で移動できるようになったが、移動効率と引き換えに忙しくなってしまった。

多忙な日常を送る現代人には、大きな学びを得なくても良いから、日常を離れ日常とは違う空間に身を置く旅が必要だろう。

GoToトラベル では割引やお得感が前面に出た経済政策丸出しの言葉になってしまったから、一線を画し Go To Trip で行こう。

理と情

2020-02-06

 夏目漱石の「草枕」の冒頭にある有名な文章に「知に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、とかく人の世は住みにくい」とあるが、明治の頃の人間関係は厄介だったことを感じさせる。

 理とは、論理、道理、知性、理性等。情とは感情、人情、心情、感性等の事。理も情も大事だが、そのバランスが重要なのだと思う。

理が勝ち過ぎると、杓子定規、融通が利かない、石頭、血も涙もない等と言われる。情が勝ち過ぎると、感情的、筋が通らない、情に流される、好き嫌いが激しい等と言われる。

 物事を受け止める、考える、発信するという行為を常に行っている中で、その人の傾向が表れ、論理的なタイプ、感情的なタイプという様な印象を与える。頭(理)で理解しても心(情)で納得していない感情が優位に立っている状態もよくある事だし、脳に訴える論理情報化より気持ちに訴える感性情報化が効果的な場合も多いから、論理的(合理的)であれば良いという程、世の中単純ではない。

 問題やトラブルの発生しない組織は無いが、チームのリーダーやマネジメントの役を担うようになると、大なり小なり問題に対する対応や解決に迫られる。問題やトラブルの発生は平常時ではないストレスに身を置く当事者になるので、現場発想的な狭い視野と当事者的な感情に流せされ易く「理」より「情」の濃度が高まるので、未熟なリーダーは感情が優位に立った対応に陥りやすい。当事者であっても他人事であるかの様な感情移入なしの冷静になる回路を身に付け、本質を見極め論理的で筋の通った対応が出来るようになると、リーダーとしての信頼を増やすことができる。

 「理」を通すことが本筋であるが、それだけでは血の通った人間味が失われてしまう場合もあるので、論理だけでは割り切れないものを「情」を加えて補う。「理」と「情」のバランスは「理」が8割、「情」が2割位と思った方が解りやすい。あくまでも「理」が主で「情」が従の関係でなければ客観性を失い、非情であっては人の心に届かないというのが「理」と「情」の難しいところだ。

ある創業者は「COOL HEAD(冷静な頭脳)」と「WARM HEART(温かい心)」が口癖で、元祖「COOL HEADとWARM HEART」と交流があった方に確認したところ、COOL HEADとWARM HEARTは、車の右輪と左輪の両輪のごとく大事という大意であることが判明したのであるが・・・料理に例えると、食材だけでは料理にならないので調味料が必要な様に、また、調味料だけでは料理にならない様に、COOL HEAD(理)が食材でWARM HEART(情)が調味料にあたるバランスなのではないかと、私は独自な解釈をしている。

 

陰陽☯禍福(いんよう・かふく)

2018-10-21

 陽が昇り陽が沈み、夜が訪れ夜が明ける。昼の太陽や夜の月が見られない日もあるけれど、昼(陽)と夜(隠)交互に訪れ続ける。昼と夜.光と影.地上と地下.満ち潮と引き潮.登りと下り.外側と内側.男性と女性.プラスとマイナス.生と死.喜びと悲しみ等々、この世の森羅万象は「陰」と「陽」の相対性があってどちらか一つでは存在しえないのだと、重大発見でもしたように思ったが、万物は「隠」と「陽」で構成されていると、約3千年前の昔から「陰陽思想」として唱えられている古典的.東洋的な考え方だ。

 

 人は避けられるものならば[痛][苦][悲]等の不幸から逃れ、[快][楽][喜]等の幸福で居たいと願っている。生物は身体を傷付けると命を失う危険性があるので、傷=痛みにすることによって、痛みを回避する安全行動が生命を守るように機能している。

人が[痛][苦][悲]を避けようとすることは消極的な逃避ではなく、積極的に生命を守ることではないかと思うのであるが、物事はコインの裏表(陰陽)の様に片面だけでは存在できないので、幸福だけ享受することはない。

 

「禍福は糾(あざな)える縄の如し」という言葉がある。

禍(わざわい)と幸福は表裏一体で、より合わせた縄のように、交互に入れ替わりやって来る。不幸な状態から幸福に転じたり、幸福から不幸に転じたりする・・・という意味だ。

禍(災)とは、避けられない災難なので被災するしかない。痛みや苦しみや悲しみ等の傷を受けることになるが、明けない夜はないと災いの闇の中でじっと福に転じる希望を抱いて待ち続けるのであろうか。

 

 私の祖父は、典型的な明治人で気骨ある創業者であった。激動の時代に幾多の「禍」を乗り越えて来た祖父がよく口にしていた教えの代表は、「禍(わざわい)転じて福と成す」だ。

 「禍」の対処法は、ネガティブな「禍」に向かい合い、悲観は何も生まないので、ポジティブに乗り越えて行く精神性を持ち、「禍」を積極的に「福」に転換して行く以外に道はないという、経験から至った確信に満ちた生きる姿勢が、「禍、転じて福と成す」であった。

 

人は、不幸を味わって   ・・・ 幸福が何であるかを知る。

人は、失敗した苦い想いが ・・・ 次の成功をもたらす。

人は、失う事で      ・・・ 何かを得ることが出来る。

不幸. 失敗. 喪失等の「禍」は「福」をもたらす原資だったのだ。

 

「禍」こそが「福」の原資であることを悟り、「禍、転じて福と成す」に至れ!

なりたくないものにならない

2018-09-30

 人は「なりたいもの」になる為に、目標をもったり、努力を重ねたりして生きている。

人生の成功者とは、その人の「なりたいもの」を目指し努力が実った人の事。

未熟な者は、成功者の考え方や成功事例を学び、自分のこれからの活動を変えて行く(成功の道すじを真似、

自分の成功に結びつける)事が有効な策と考えがちだ。

 若い頃、興味を引かれる著名な「成功者」の講演を聴く機会があった。

その成功に至るまでの艱難辛苦.血の滲むような努力には頭が下がるばかりで、とても自分が真似できること

ではなかった。

その講演を聴いた多くの聴衆は、講演者の素晴らしさに感服したが、「なりたいものになる」ための道のりは

険しすぎて、自分にだって出来ると思える者は居なかったと思う。

「なりたいもの」になるって実は容易ではない。

 

「なりたいもの」がある一方で、「なりたくないもの」もある。

人それぞれが違うが、だれしもが「あーはなりたくないよネ」って思う事を抱いているのではないだろうか。

「なりたいもの」にはなれなかったとしても、「なりたくないもの」になることは絶対に避けたい。

例えば、若い女子が憬れの女優や歌手に「なりたい」としても、人は努力さえすれば報われる訳ではないので、

「君は無理」という事になる。

つまり、なりたいものにはなれない。

「なりたくないもの」が不細工が売りのお笑いタレントなら、努力の範囲で「なりたくないもの」にならずに

済むかも知れない。

 

 会社は経済的組織なので、失敗すると経済的に破綻する・・・つまり会社を潰す。

会社を潰すと、顧客.取引先.社員.家族等、大事な人達に多大な迷惑を掛けてしまう。

私の知り合いで、何人もの方が会社経営のステージから去っているので、会社を潰すことも、

それがいかに不幸なことかも身近に実感している。

私の「なりたくないもの」とは、「会社を潰す奴にはなりたくない」だ。

 

「なりたいものになる」という成長や上昇を指向する目標意識だけでなく「なりたくないものにならない」

という自戒や抑制を指向する目標意識をもつことも、生きていく指針として大事なのではないだろうか。

また、「なりたいものになる」ことより「なりたくないものにならない」ことの方が、

可能性が高いようにも思われる。

 

恩は返すな

2018-07-06

人は一人では生きて行かれないので、色々な人の「恩」のお蔭で生きてきたと思うのが自然だ。

自分を育ててくれた親の「恩」がある。

「恩師」や「恩人」も居るだろう。

「恩」は、与え手と受け手があるが、「恩」を与えた方は、

相手を思って、やるべき事をしただけなので「恩」を与えた意識はない。

「恩」を与えたと思うこと自体が「恩着せがましい」ことで、「恩」はあくまでも受け手の問題なのだ。

受け手が「恩」を正当に感知できなければ、

他人から見て「恩を仇で返す」や「恩知らず」な事が起こる羽目になる。

 

私は「恩返し」という言葉の使い方に、何かしっくりこない違和感を抱いている。

オリンピック競技出場が決まった選手などが

「今まで応援頂いた皆様に、恩返しが出来るようにガンバリます」という様な云い方だ・・・

「恩」に報いようと努力すること(報恩)が大事であるが、

それを自分で「恩返し」と云ったのでは「恩着せがましい」。

奉仕型の活動を「恩返しのつもりでやっています」と云う人がいるが 「恩返し」抜きでやった方がスマートだ。

「恩」という過去に背負った負債を「恩返し」という負債の返済活動をしているみたいでカッコ悪い。

「恩返し」をしたいなら、「恩返し」などと口にださず、他人に気付かれないよう、密やかに謙虚にやればよい。

 

そもそも「恩」とは、目上の人が目下の者に対し、

見返りやお返しを求めない献身的支えや援助(精神的.物的.金銭的etc)を行った結果、

目下の者が抱く感謝の感情の事。

目上の(親.恩師.恩人等)はリターンなど求めていないし、期待もしていないので、

「恩返し」など要らないのだ。

お歳暮やご祝儀じゃあるまいし、「恩」をお返しできるとでも思っているのか?

 

自分が子供の頃、親から「恩」を受けたのなら、

自分が親になった時、親がしてくれたことを子供にしてやる。

自分が未熟な部下だった頃、上司から恩を受けたのなら、

自分が上司になった時、上司のしてくれたことを部下にしてやる。

「恩」は、受けた方に返すのではなく、「恩」を次に送っていく。

「恩返し」ではなく「恩送り」が正しい(「恩送り」という言葉を、沖縄教育出版の川畑氏に教わった)。

 

「恩」は返すと元に戻るだけで終わるので、「恩」は元に返さずに次に送る。

「恩」が次から次に伝わり「恩」の連鎖が広がるだろう。

だから、「恩返し」ではなくて「恩送り」なのだ。

 

熱とTeam Working

2018-06-26

     熱

熱が今までの言動と行動を変える。

熱意をもっって熱中すると発熱し、他人にも情熱が伝わる。

熱き者が人を動かし、世界を変えることができる。

君は他人が感じる程の熱を発しているか?

 

HOW TO型の小手先のスキルに解決を求めるのは逃げだろう。

熱で取り組まなければ、いつまでたっても壁は壁のままだ。

他人が君の熱を感じるようになれば、壁は動き始める。

今必要なのは他人(ひと)が感じる熱を発する事。

 

Team Working

チームワークとは、献身により成果を上げる事。

どんな優秀な選手でも一人では、野球もサッカーも出来ない様に、

店舗や部署や会社も、一人では成り立たないチームを組んだ組織であることは同じだ。

スポーツチームに得点や勝敗という結果があるように、

店舗(会社)も、売上やそれに結び付く顧客の創造という結果が求められる。

成果を上げる良いチームは、チームの選手が自分の為ではなくチームの勝利の為に働く。

野球のホームランバッターがバンドで出塁者を確実に送ったり、

サッカーのストライカーがゴール前で敵を引き付けておいてアシストする等、

自分が直接得点しなくても、チームが得点して勝利する為に献身的に働く。

それが、強いチームと弱いチームの差だ。

良いチームを作るには、チームの今ある状況や自分以外の他のメンバーに興味を持ち知る

(理解する)努力をする事から始まる。

知ることは、コミュニケートする事。

コミュニケートは、自分を他人(チームメンバー)に理解させ、他人を自分が理解する事。

別の言い方をすれば、一方向からではなく、双方向から、お互いに情報の受け渡しをする事である。

知らない為に起きる誤解や思い込みで、人の関係がギクシャクする。

そして、自分のやるべき事だけキチンとやれば良いと云う様な個人プレーの集団と化してしまう。

個人プレー集団がチームとして良いチームになろうはずが無い。

良いチームはコミュニケートを大事にする。(朝礼など重要)

知らない者同士は知らないから自分の事しか考えない。

自分の事しか考えないヤツに他人は力を貸してくれない。

互いに知る事で、自分以外の者の事を考えるようになる。

自分以外の者やチーム全体を俯瞰した視点を持てるようになれば、他人に力を貸すようになる。

他人に力を貸す(献身)者に、他人は力を貸してくれる。

チームが得点(売上)を上げる為に、アシストやブロック(献身)を連携して得点に結びつける事が

Team Working だ。

思っているだけでは、他人(ひと)には伝わらない。

熱は伝導する。熱があれば伝わる。熱を感じて他人(ひと)は動く。

お互いに知る努力が必要。孤立しない、孤立させない。

知る事で、他人(ひと)を考えられるようになる。

他人(ひと)に力を貸すから、力を貸してもらえる。

アシストできるストライカー集団が良いチーム。

献身が成果をもたらす。

 

2011.1 社長講和より

 

 

 

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