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【草生栽培or清耕栽培】草と戦う農家編
雨が降りやまず合間をみて草刈り。
そしてどんなに綺麗に刈っても1カ月で元通り。草の生命力はすさまじい。
晴れた日は30度を超える気温と南向き日当たり抜群の段々畑。
これは人と草との戦いです。武器は23~43ccの草刈り機と色々なアタッチメントたち。
戦わずに共生する栽培方法は草生栽培と言われる草や雑草を生やしておく手法です。逆に戦わなければならない清耕栽培は、耕やしたり薬剤で除草し草を生やさない手法です。
丸高農園はというと、除草剤は使用せず、耕作もせず月1の草刈りによる清耕栽培を行っており、この時期は戦です。でもその理由がちゃんとあるのです。
各々の栽培方法のメリットデメリットは
☆草生栽培のメリット
有機物の補給に有効的、傾斜地での土壌流出防止に役立つ、労働力の軽減(これが一番大きい)
★草生栽培のデメリット
肥料養分や水分を草に吸収されてしまう、病害虫の発生源になる可能性がある、園内を移動しにくく作業効率が下がる、苗木が被圧され成長を阻害する
☆清耕栽培のメリット
草がないので肥料の効きがよい、病害虫の発生を軽減、太陽光による地温上昇
★清耕栽培のデメリット
乾燥しやすい、斜面では土が流れる、園地管理の労働力増大
当農園は段々畑なので木がある場所は平らです。草を刈っても土壌流出はありません。月1の草刈りだとある程度草が伸びるので有機物供給は絶え間なく行われ、むしろ草生栽培よりも多くの量を供給しています。そして何よりも肥料分を草ではなくみかんの木に届けたい。みかんの木に肥料を撒くときは木の周囲にドーナツ状に散布します。そして草はそのドーナツ箇所がすごく生えます。戦わなければ間違いなく養分は草に奪われます。そして清耕栽培のデメリットの乾燥について。みかんの樹は水分が足りなくなると、果実を早く成熟させようとして葉で生産される糖分を果実に集中して送り甘みを溜め込みます。梅雨以降は水分を吸わせないようマルチシートを敷く農家もあるくらいでむしろ乾燥は歓迎でき、水はけの良い段々畑で草がない状況ならば甘さも期待できるのです。これらの理論以外に手間をかけた方がおいしくなるのではないかという思い込みもありますが。
だから私たちは収穫のその時のために今戦っているのです。
今シーズンもおいしくなりますようにと願いを込めて。